「ウミガメのスープ」が面白い!おうち時間に良質の謎

ウミガメのスープが面白い 雑記

以前からクイズや謎解きは大好きで、リアル脱出ゲームなどにも挑戦したりしていました。

推理もの好きの延長でしょうか。

最近、夫とよくやっているのが「ウミガメのスープ」です。

「ウミガメのスープ」とは?

ウミガメのスープとは、『シチュエーションパズル』や『yes/noパズル』とも呼ばれる推理ゲームの一種です。

出題者が出す文章形式の問題にyesかNoで答えられる質問をしてヒントを得て、出題者が考えているストーリーを推測し解答を導き出します。

問題から得られる事実だけに囚われず、解答への直観的な発想を生み出す『水平思考』を活用したゲームです。

このゲームが「ウミガメのスープ」と言われるのは、ウミガメのスープを題材にした代表作があるためで、この問題はちょっとブラック気味です。

最近では身近で日常的な問題がたくさんあり、ウミガメのスープ問題集やカードゲーム、アプリ、専門サイトや動画など、様々なコンテンツがあり親しまれています。

例題

「雑誌の付録」

その雑誌は、今月は特別付録つきだった。

Aさんは、今までその雑誌を買ったことはなかったが、付録がついているのを見て、その日初めて買って帰った。

しかし、Aさんはその付録を一度も使うことがなかった。

なぜだろう?

どうですか?

付録がついてるから買ったのに付録は使わない?

一度読んだだけでは「?」となりませんか?

こういう問題に対して質問を繰り返して解答に近づいていきます。

Aさんは付録目的で雑誌を買いましたか?

No

Aさんは雑誌が読みたくて買いましたか?

Yes

Aさんは毎月その雑誌を読んでいますか?

Yes!
良い質問です

・・・

という風に、どんどん質問をして答えを絞っていきます。

現在の情報を整理していくと

・Aさんは毎月その雑誌を読んでいる
・Aさんがその雑誌を買ったのは初めて
・Aさんは付録が欲しかったのではない

なぜ、Aさんは今月だけ雑誌を買ったのか?

買わなければいけない理由が今月だけあった?

先月までとの違いは付録?

でも付録は欲しくなかった

つまり・・・?

このように、いかに適切な質問を重ねていけるかが鍵となります。

「ターミナルテイスト」

リュックから弁当箱を引っ張り出した男は自分はもうすぐ死んでしまうのだと悟った。

一体何があったのだろうか。

これまたシンプルな問題文です。

が、シンプルだからこそ難しい。

男は病気ですか?

No

弁当の中には毒が入っていましたか?

No

男のいる場所は重要ですか?

Yes 重要です

・・・

これだけの手掛かりでは難しいかもしれませんが、この男の置かれた状況が想像できそうですか?

シチュエーションは複数考えられるかもしれませんが、出題者の考えるストーリーを導き出さなければいけません。

解説を見た後の納得感が素晴らしい問題です。

まとめ

問題を聞いただけでは疑問ばかりですが、解答に行きつきた時は爽快です。

なかなか答えにたどり着けず、モヤモヤすることもありますが、終わるとまた次の問題!と思ってしまうような中毒性があります。

巧みな言葉選びやセンスが素晴らしい良問がたくさんあるので、おうち時間のお供にウミガメのスープはいかがでしょうか?

ちなみに、先ほどの問題の解説はこちら↓↓↓

《解説》「雑誌の付録」

Aさんはその雑誌で連載しているコラムの愛読者だったが、それ以外に読む物がなかったので、いつも立ち読みで済ませていた。

だが今月は付録を固定するため、雑誌にビニール紐が掛けられている
「ちくしょう、”今週のおふわ”のコラムが読めねーじゃねーか!」

毎月楽しみにしているコラムを読まないわけにはいかないので雑誌を買っていったが、全く興味のなかった付録は封を切ることもなかった

《解説》「ターミナルテイスト」

自家用飛行機で気ままに空を飛んでいた男。

しかし突如、エンジントラブルで脱出を余儀なくされてしまう。

男は素早くパラシュートの入ったリュックを背負い大空に飛び出す。

そろそろパラシュートを開くころだ!と、リュックから出ている紐を引っ張ると巾着袋に入った弁当箱が出てきた。

どうやら間違えて持ってきたらしい。

男は静かに目を閉じ、祈った。

出典元:「ウミガメのスープ 本家『ラテシン』」http://sui-hei.net/

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