お守り代わりに20年
がん保険を解約しました。
私が新卒で入社した会社で入らされた保険です。
退職する時に解約も考えましたが、万が一に備えてのお守り代わりとして20年加入していました。
再び解約を考え出したのは、やたらと送られてくる見直しを勧めるダイレクトメールや電話にうんざりしたから。
加入した当時から年数が経ち、カバーできていない部分を補う為に追加加入で補償を充実させよう、という内容です。
医療保険には別に加入していたので、これ以上増やすことは考えていませんでした。
逆にがん保険って必要かな?と、解約を考えましたが、結局考えただけで実行には移さず。
そんなに高い掛け金でもないし、このままでも良いかな、とそのままにしていました。
子宮筋腫と保険
再び保険のことを考えたのは、子宮筋腫の手術を受けた後です。
入院も手術も初めてのことでした。
1週間の入院後、これまた初めての保険の請求手続きをしました。
とてもスムーズに保険金の支払いが行われたことに安心しましたが、この時に保険について再び考えました。
限度額適用認定証を事前に申請していたので、入院・手術費の支払いは10万円以下に収まりました。
支払われた保険金でカバーできましたが、逆に今まで支払ってきた保険料を考えると、ちょっと疑問が出てきてしまいました。
私がここまで健康に生活できたということもあるし、保険で損得を考えるのも何だか違うなと思います。
そんなに高額な保険に入っている訳でもないですし、死亡や重度障害の保障もあるので、万が一があった場合にと保険の加入を辞めるつもりはありません。
ただ、保険について改めて考えさせられました。
不安がないわけではない
がん保険で検索するとよく出てくるのが
「2人に1人はがんになる」
「先進医療は保険適用外で高額」
間違いではないようですが、数字マジックすごいなと思います。
危機感をあおりすぎでは?とも。
こんなこと言われたら不安にもなります。
まあ、保険はいざという時の備えなので、少しでも安心が買えればよいのかなとは思います。
病気になるのは怖いし、それががんだったらと思うとそれだけでとても恐ろしいです。
解約手続きをした後になって少し後悔したり、早まったかな、なんてちょっと考えたりもします。
今回は会社のほぼ強制、自分で考えて選んだ保険ではなかったこともあり、入っている他の保険や現状など総合的に判断した上で解約しました。
がん保険を否定するつもりはありませんし、今後良いなと思う保険があれば加入も考えます。
なんというか、これだけ世の中でがんの怖さが広まっている状況で、なんて逆行したあまのじゃくなことをしているんだろうなという気もします。
優柔不断に加え、物事を決めた後からまたうじうじしてしまうのは私の性格なのですが、保険の解約をする時は冷静に、よく考えて。
自分が入っている保険の内容なんてくわしく知らない、覚えてないことの方が多いのでは?
見直すことは悪いことではないと思います。
その際はくれぐれも慎重な選択をお勧めします。
まあ、とりあえず私は…
貯蓄しようと思います。