夫の実家にちょっとだけ帰省しました。
「そろそろ帰ってきたら?」の言葉とだいぶ落ち着いてきた状況に、お正月以来、半年ぶりの帰省でした。
訪問前の電話
直前の電話で、お義母さんから夫の弟のお嫁さんと赤ちゃんを呼んでいると言われました。
こんな時期(コロナ禍で未だ自粛気味)なので、「赤ちゃん大丈夫ですか?」
「○○さん(お嫁さん)が嫌がるのでは?」と心配したのですが、大丈夫と言われてしまいました。
引きこもって生活はしていますが、万が一があってはと心配だったのと、先日の陰性の判定を引きずっていたこともあり、今赤ちゃんに会うのはちょっとなあと思っていました。
でも不妊治療をしていることは言っていないし、会いたくないとも言えません。
気は進みませんでしたが、予定通り帰省しました。
お義父さんの言葉
対面当日、赤ちゃんはとても可愛かったです。
本当に小さくて、でも元気に手足をばたばたしていました。
早産でしばらく入院していたとのことですが、元気になって本当に良かったと思いました。
赤ちゃんの生命力に感動したり、手足もすごく小さいのにちゃんと爪があって、爪切りがすごく怖そう、なんてとりとめもなく色んなことを思いました。
予想はしていたのですが、やはり順番に抱っこする流れになりました。
先に夫が赤ちゃんを腕に抱え、意外に様になっていることに驚きました。
「写真撮ったら?」のお義母さん達の声に、赤ちゃんを抱いた夫の写真を撮りました。
以前、友達の赤ちゃんに会った時などはけっこうな枚数を撮ったんですけど、今回は1枚だけ。
めちゃくちゃサッと撮って終りました。
が、その後。
お義父さんの「生まれました―、って誰かにその写真送ってみれば?」の言葉に、さすがに言葉が出ませんでした。
私はひきつった、微妙な笑いをしていたと思います。
お義母さんがすぐにたしなめてくれてそれ以上は何もなかったし、お義父さんが軽く冗談で言ったのは分かるんですが、これはちょっと……。
赤ちゃんに会ったことよりこたえました。
赤ちゃんに会うという時点で色々覚悟はしていたのですが、不意打ちというか、なかなか精神的にきつかったです。
結局私も少しだけ抱っこさせてもらいましたが、赤ちゃんの重さとまだ完全にすわっていない首にどきどきしながら、とても複雑な心境でした。
対面後と写真
その後は1時間くらいでお嫁さんと赤ちゃんは帰っていきました。
現在は実家から車で15分くらいの場所に引っ越したそうです。
私達も実家の近くに住めば?と勧められていて、それもいいかなと思っていたんですが、しばらくは程良い距離のままで良いかな~と思い直しました。
お義父さんお義母さんは良い人なんです。
この時も私の誕生日が過ぎたばかりだったのでケーキを用意してくれていて、お祝いしてくれました。
そう、私もう年齢が年齢なんですよ。
色々衰えて大変なんですよ。
どうか分かってー、って叫びたかったです。
期待してるのが分かるだけに辛いです。
私が勝手にジワジワやられて削られているだけなんですが、お願い、静かに見守ってと願ってしまいました。
いっそ治療してますと言った方が良いのかなとも考えます。
自宅に戻ってしばらくして、偶然あの時の旦那さんと赤ちゃんの写真を開いてしまいました。
適当に撮った割にはピントも良く写っていてびっくりです。
いつか、自分の子を抱っこさせてあげることが出来るのかな、私も抱っこ出来るのかな、とつい考えてしまいます。
後から色々じわじわきています。
この写真を消してしまうかどうか、が現在の悩みです。