男性から見た不妊治療【夫の場合】

男性から見た不妊治療 【夫の場合】 不妊治療

前回、「不妊治療の最初の難関」ということで夫婦のことを書き、改めて夫に話を聞いてみたいなと思いました。

そこで
「意見が聞きたいので、男性目線での不妊治療について書いて欲しい」とお願してみたのですが・・・

「え、無理。応援しかできない」と最初は即お断りされてしまいました。

それでもしばらく交渉(夕食のおかずとか)を続けたところ、思ったより(ごめん)きちんと文章にしてくれました。

以下、夫の感想・意見です。

【はじめに】

不妊治療を始めてはや1年半。

妻の方でいろいろ調べて近くの病院に通うという状態。

ここでは男性視点で書きます。

【私の精神状態】

本来であれば、積極的に行動すべきなのですが、男性がこの手の話に行動的になるには心理的障壁が大きいのです。

・いつもならば分からないものは即ググるが、内容が女性の体の話になることが多く恥ずかしくなってしまい最後まで読めない。
・知人にも相談することがはばかれるため、普段から考えないようにしてしまう。

後者は男性に限らずですが、女性よりも男性の方が「恥ずかしい」という感情に対しての心理的障壁は多いいのかもしれません。

※実際は女性の方が大変というのは認識しています。

正直この記事を書いてる時も手に汗がびっしょりの状態です。

【やったこと】

 ・シリンジ法
 ・感染症検査
 ・精子検査

一応、精子自体は良好だったため、そこはホッとしてます。

世間の不妊に悩んでる方々と比べれば恵まれている方と言えるでしょう。

【妻への接し方】

上記の精神状態との兼ね合いもありますが、良くも悪くものニュートラルです。

当然賛否はあると思いますが、変に感情を込めると挫けてしまいそうなのです。

仕事上は怖いもの知らずだと思っていた自分が、ここまで行動を起こせないことにはホントに驚きです。

ただ、金銭面に関してはあまり損得の感覚は無く、ここに関しては揉めることは無かったです。

【不妊治療をしている男性へ】

正直、妻との距離感で悩んでる人は多いと思います。

私の認識としては、「答えは無い」です。

どちらにしても妻の方が負担が大きいのは間違いないため、基本は受け入れの姿勢を持つべきでしょう。

必要とあらば寄り添い、必要とあれば距離をあける。

その繰り返しになると思います。

【まとめ】

・男性は「恥ずかしい」という感情にとても弱く耐性も無い。
・上記が悪さをして行動力を阻害する。
・妻との距離感は適切に。

感謝とおまけ

以上が夫からのレポートです。

とってもナイーブな夫です。

病院での検査なども相当緊張したと思います。

それでも受け入れてくれたことには感謝しかありません。

ぽつぽつ話してくれた中で笑ったのは「色々調べようとしたけど、検索履歴が残るのは嫌だった」

うん、そんなこと言ったら私の履歴なんてそんなのだらけだよ。

まあ、今って検索履歴で関連した広告がたくさん出てくるんですよね。

それを考えると躊躇するのも分からなくはないのですが。

こうして夫の文章を見て、考えていることを知れたのは嬉しかったです。

なにはともあれ、夫よ、ありがとう。

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