体外受精に方針を決め、さっそく夫婦でカウンセリングに行きました。
病院によっては説明会とかセミナーなどを行っているところがあるようですが、こちらでは個別に個室で1時間ほどの説明を受けます。
コーディネーター による体外受精の説明
対応してくれたのは日本不妊カウンセリング学会認定の体外受精コーディネーターさん。
優しそうな女性の方でした。
ファイルに入った説明文や写真、イラストを使って治療の流れや費用について順を追って説明してくれました。
生理開始2~3日目にホルモン検査・超音波検査
→卵巣機能の状態によってスケジュール決定
クロミフェン+hMG/FSH療法
クロミフェン(排卵誘発剤/卵胞発育を促す)を服用し、hMG/FSH注射(卵巣刺激)開始
採卵のタイミングに応じてhCG注射(排卵を促す/約36時間後に排卵)
アンタゴニスト法
卵巣刺激の注射をし、卵胞が約14mmに成長したらアンタゴニスト(ガニレスト/ 腹部皮下注射/ 排卵を防ぐ )の注射開始
採卵のタイミングに応じてhCG注射
様々な排卵誘発法がありますが、こちらの病院ではこの2つの説明を受けました。
静脈麻酔または局所麻酔で膣から針を刺し、卵子の入った卵胞液を吸引
密度勾配法とswim up法により運動性の良好な精子を回収
卵子の入っている培養液中に加えて受精させ、培養器の中で受精卵(胚)を培養する
精子濃度や運動性が極めて低いなど体外受精では受精が難しいと判断された場合
→ 顕微受精 顕微鏡下で形態良好精子を選別して卵細胞質内に注入し受精させる
採卵から2~5日目に良好胚を選別し、原則として1個移植する
はじめて聞く専門用語がたくさんありましたが、 疑問点はないか質問はないかと要所で細かく聞いてもらえたのでとても分かりやすかったです。
私がちゃんと勉強してきていたらもっと色々聞けたのにと思いました。
知識不足だと質問も出来ない。反省。
体外受精にかかる費用
「体外受精料金表」なるものをもらいました。
項目は細かくありましたが、方法別のトータル例として
採卵診療+採卵・培養+胚移植+移植後黄体ホルモン補充
採卵診療+採卵・培養+胚凍結+胚融解+AHA+胚移植+移植前後ホルモン補充
クロミフェンを内服した場合は子宮内膜が薄くなる為、その周期は胚移植せず全胚凍結となるそうです。
その場合は胚凍結・融解費用がかかります。
顕微授精となると+60,000円となり、卵子の数が増えるとさらに金額が上がります。
相場が良く分からないので高いか安いか判断が難しいのですが、かかりますねぇ。
絶対これだけじゃ済まなそうですし。
やれやれです。
費用説明の際、「特定不妊治療費助成制度」があると教えてもらいました。
これは高額となる体外受精・顕微受精の費用を助成して、不妊治療の経済的負担の軽減を図る厚生労働省の制度です。
これは使うしかないと思いました。
制度については別に書いていきたいと思います。