今回、悩みに悩んで購入したのはマキタの充電式クリーナ
「CL282FDFCW」という機種です。
なぜマキタの充電式クリーナを購入したのか、なぜこの機種を選んだのか、実際使用した感想を含めて紹介したいと思います。
掃除機の買い替え時
結婚後、家電製品のほとんどは一人暮らしの夫が持っていたものをそのまま使っていました。
掃除機もその内のひとつだったのですが、1年以上使った結果、買い替えを決めました。
今までの掃除機はサイクロン式のスティックタイプ。
一見良さそうに聞こえますが、製造年式が2010年とかなりの年代物です。
買い替えたい理由は以下の3点。
②コードレスでない
③小回りが効かない
本体が重いのでフローリングに傷が付きそうだったり、ちょっと使いたい時にコードの出し入れが面倒だったりと使い勝手が良くありませんでした。
家事の中でもかなりなウェイトを占めるのが掃除。
少しでも楽に快適に使える掃除機は家事負担を軽くする為の重要なアイテムです。
もし、お持ちの掃除機に同じような不満を抱えているなら、買い替えをお勧めします。
なぜもっと早くに買い替えなかったのか、後悔するほど快適さが違います。
現在もっとも人気があるのがスティック型のコードレス掃除機です。
キャニスター型は収納がかさばると考えてこのスティック型の購入を決め、様々な機種をネットや店頭で比較検討しました。
その結果、最終的に辿り着いたのがマキタの充電式クリーナです。
マキタって何?
掃除機をネット検索した時、必ずと言っていいほど紹介されているのがマキタです。
大人気のダイソンと並んで、常に人気上位にランクインしています。
マキタというのは、電動ドリルやドライバーといった電動工具を製造販売する国内最大手の電動工具メーカーの会社です。
ほかの家電製品では名前も聞いたことがないマキタですが、コードレス掃除機の愛用者は多く、とても人気があります。
マキタコードレスクリーナ人気の理由
マキタの掃除機が人気な理由はずばりこの2点。
②コスパが良い
軽い
まず、何と言っても軽さが魅力です。
最軽量は0.81kg!
一番重いものでも1.5kgという軽さです。
掃除機が重いと取り出すのも大変で、なかなか掃除をする気になりません。
現在販売されているスティック型には2kgを超える重さのものもあり、取り扱い時の楽さがまったく違います。
気になった時にすぐ取り出してさっと使える、やる気に直結した重要なポイントです。
コスパがよい
最も人気のある「CL107FDSHW」は、1万円台前半とかなりのお手頃価格となっています。
マキタの掃除機は種類が多く、実勢価格は1万円~3万円くらいと値段に幅がありますが、これはバッテリーや装備の違いからです。
マキタ掃除機の特徴としてバッテリーがあります。
バッテリーは取り外しが可能で、これはマキタの電動ドライバーやドリルといった他の工具にも使用可能です。
また、別売りのアダプタを使えばスマホの充電ができたり、ラジオやライトの電源として利用可能など、DIY好きにはもちろん、非常時の備えとしてもおすすめです。
さらに、バッテリーの寿命がきてもメーカーに発送して交換を依頼するなどの手間も作業費もかかりません。
シンプルな構造は壊れにくく、消耗品を交換しながら長く使える製品です。
つまり、お手頃価格で応用が効いて、長く使えるマキタの掃除機はコスパが抜群なのです。
マキタ掃除機の種類とポイント
販売されているマキタの掃除機は20種類以上あります。
何でそんなにあるの?と思うくらいの数です。
型番はアルファベットと数字であらわされるているのですが、一見しただけでは区別がつきません。
細かく種類を見分ける必要もないので、選ぶ時に押さえたいポイントを説明します。
スイッチと集塵方式の3分類
マキタの掃除機は、電源スイッチと集塵方式の組み合わせで大きく3つに分類できます。
②ワンタッチ+カプセル
③トリガー+カプセル
さらにバッテリーが4種類あり、上の3つの分類やオプションの有無などによって20種類以上とういう種類の多さとなっています。
スイッチの方式 2種類
①ワンタッチスイッチ:スイッチを押せば連続運転が可能
②トリガスイッチ:スイッチを押している間だけ運転
集塵方式 2種類
紙パック式:紙パックをそのまま捨てることが出来る
カプセル式:カプセルをはずして中のごみを直接捨てられる
バッテリー 4種類
リチウムイオンバッテリーは自己放電が少なく、小型で軽量。
電圧が高い方がもちろん電力が高く、結果的に出力が高くなり吸引力も高くなります。
機種の絞り込み
さて、なんとなくどんな種類があるのかが分かったところで、今度は消去法で機種を絞り込んでいきます。
ここからは私が「CL282FDFCW」を選ぶに至ったプロセスの解説です。
あくまで独断と偏見なので、私はこっちの方が良いな~、と思う方もいらっしゃるとは思いますが、お付き合い下さい。
絞り込み①スイッチと集塵方式
まず、スイッチですが、ボタン式とトリガー式の2択。
トリガ式は掃除中ずっと握っている必要がありますが、ボタン式は一度押せば連続で動きます。
また、トリガ式は強さのモード切り替えがありません。
CL280という機種はトリガスイッチ+スライドスイッチで、握りっぱなしを解消していますが、こちらもモード切り替えがありません。
そんなに頻繁に止めることもないし、ずっと握っているのは大変。
モード切り替えが出来ると必要な時に強く、そうでない時は標準で使用することで稼働時間も長くなります。
結論、スイッチはボタン式を選択。
次に集塵方法。
こちらは紙パック式とカプセル式の2択。
カプセル式の方が簡単だし、コストもかからず良いかなと思いましたが、本体内部にゴミが入らないようにフィルターがあり、こちらの掃除がめんどうです。
水洗いができ、定期的なお手入れが負担でなければカプセル式もありですが、ここは楽な紙パックを選択しました。
紙パックを頻繁に変えたり、注文したりするのはコストも手間もかかると少し悩みましたが、これを解消するとても便利なアイテムがありました。
それがサイクロンアタッチメントです。
絞り込み②サイクロンアタッチメント
サイクロンアタッチメントは外付けのオプションです。(一部付属もあり)
これを使用すると遠心分離でゴミがカップの中に溜まり、本体に溜まるゴミが減ってゴミ捨て頻度が軽減します。
カタログでは1/6となっていました。
これはぜひとも使いたい。
そう思いましたが、このアタッチメントはすべての機種に取り付けが出来るわけではありませんでした。
取り付けられないのは吸引力が低い機体です。
ここでサイクロンアタッチメントが取り付け不可な機体は除外されました。
絞り込み③吸引力と価格
ここまでで残ったのは4機種。
バッテリーの違いは以下の通りです。
今回はメインで使える掃除機の購入が目的です。
とすれば、吸引力が気になります。
CL107は非常に人気があり、口コミも沢山ありますが、吸引力について弱いという感想をちらほら見かけます。
サブ機ではないので、吸引力が弱いのは困ります。
となれば、バッテリーは14.4Vか18V。
吸引力はもちろんCL182の方が上なのですが、CL142との価格差は1,600円(カタログ)。
この差額であれば吸引力が高い方が良いなと思い、CL182が有力候補になりました。
ここで問題なのがCL282です。
CL282は2019年に発売されたCL182の上位モデルです。
バッテリーは同じ18Vですが、CL282は吸引力が大幅にアップしています。
しかも値段差が4,000円。
値段が高い方が性能が良いのは当たり前ですが、この吸引力の違いは見過ごせません。
結局この最新の上位機種に落ち着きました。
吸引力で見ると価格差が少ない為、最上位機種になりましたが、サブ機として買うのであれば、値段が手ごろなCL107を考えただろうと思います。
このCL282ですが、サイクロンアタッチメントが標準装備のモデルがあります。
装備なしとの価格差が3,000円、サイクロンアタッチメントの価格が3,700円となれば、迷わず標準装備モデルとなりました。
使用感想
本体は非常にシンプル。
取り出してすぐに使い始めることができ、使い勝手は本当に良いです。
自立しないので、現在はクローゼットに紐とS字フックで吊るしてあります。
下手にスタンドなど無い方が、かさばらず場所をとらなくて良いように感じます。
残念なのは、手元にバッテリーがあることで重さのバランスが悪いこと。
全体では軽いのに、手元に重心がくるので重く感じます。
バッテリーの軽量化や装着位置の変更など、改善を期待したいです。
掃除中の音に関しては、思ったより大きいけれど、掃除機ってこんなものかな、という感じです。
バッテリーの充電に関してですが、非常に速いです。
フル充電は22分、実用充電は17分で完了します。
予備のバッテリーを用意して交互に使用しようかとも考えていましたが、これだけ早いとあっという間なので換えは必要なさそうです。
予想外だったのは充電中の音が思ったより大きいこと。
ドアを閉めればあまり気にならないので、充電する時は別室で行います。
あと、バッテリーに残量表示があるのですが、そのボタンが硬いです。
かなり強く押さないと表示が出ませんでした。
毎日使っていますが、1度の充電で5日くらい使えます。
(フローリングの60平米くらい)
モードは3段階でパワフル/強/標準ですが、電源を入れると強から始まる為、ほとんど切り替えなしで使用しています。
カタログでは稼働時間はパワフル15分、強20分、標準50分となっています。
サイクロンアタッチメントですが、すごく良いです。
目でゴミの量が見えるので、捨てるタイミングが分かるのと、簡単に取り外してゴミを捨てられるのでとても楽です。
くるくる回りながらゴミが溜まっていき、ほとんどのゴミがこちらのカプセルに溜まります。
最初の1週間くらいで紙パックをのぞいてみたのですが、ゴミが入っていない。
2週間、1ヶ月、2ヶ月と様子を見たのですが、ほとんど入っていない状態が続いています。
これはゴミ捨て頻度1/6どころではないのでは?
実際はカプセルのゴミ捨てを3~5日に1度くらいのペースでしていますが、紙パックの交換はかなり少なくて済みそうです。
さらに、紙パックを別売りのダストバック(170円)に替えると吸引力がアップするそうです。
しかもこのダストバックは不織布で繰り返し使えます。
ヘッドノズルはブラシがありません。
髪の毛などが絡んだりせずお手入れは楽です。
もともとフローリングを掃除する前提で購入しているのですが、部屋の一部にある絨毯を試したところ、これは無理だなと思いました。
別売りで絨毯用やフロア・カーペット用ノズルが売っているので、どうしてもという方はそちらの購入をおすすめします。
【まとめ】掃除機選びに迷ったらマキタを検討!
掃除機の買い替えなどそう頻繁にするものではないので、いざ買うぞとなった時はすごく悩みました。
今回私が購入した「CL282FDFCW」ですが、悩んだ甲斐もあり、おおむね満足しています。
コードレス掃除機のバッテリーは日々進化をして吸引力もアップしていますが、コード付きと比較すればやはりパワーは劣ります。
なので絨毯の掃除や吸引力重視の場合はコードレス自体をおすすめできません。
フローリングメインとして、軽くてそこそこパワフルで、シンプルで使いやすい。
こんな掃除機をお探しであれば、ぜひマキタの掃除機をご検討下さい。
購入前にメーカーで悩み、マキタを選んでからも種類の多さに悩みました。
ぜひ、たくさんの機種を検討して、これはという自分にあった1台を見つけて下さい。
その際の購入の参考に少しでもなれば幸いです。
おまけ
買うなら絶対コードレス!スティック型だよね、と思っていましたが、なんとキャニスター型のコードレス機も発売されているんですね。
本体を持つ必要がないので軽い、集塵容量も大きくて比較的コンパクト。
コード付きのパワーと時間制限がないという利点を捨てても、コードレスにする意味は大きいのでしょうか。
新しい選択肢として今後普及していくのか、バッテリーの進化と共に気になるところです。