〈これまで経験した治療について振り返りながら書いています〉
採卵日当日
さて、ついに採卵日を迎えました。
前日の21:00から飲食禁止で朝ごはんも水も飲んでいません。
事前に採精用の容器をもらっていたのですが、病院に行ってからの出社で大丈夫とのことで、夫も一緒です。
この日は麻酔を使用する為、帰宅時の車の運転はNG。
なので電車で行く事になりました。
お化粧もしていないので顔を隠すために帽子を深くかぶって出発。
途中乗り換えがあり、最寄駅からは送迎バスで病院へ向かいました。
車で行く時の倍以上かかったかも。
病院到着~準備
病院に到着後、すぐに夫は別室に案内され、私は手術衣に着替えました。
血圧や脈拍をはかり、体温測定と浣腸をして準備します。
点滴と採血もしたのですが、針が刺さらなくてかなり時間がかかりました。
普段から看護師さん達にはお手数をおかけしていているのですが、この日は特に難しかったのか3人交代しました。
横になって点滴をしていると、夫がやって来て無事任務完了したとのこと。
ありがとうと行ってらっしゃいをして会社に送り出しました。
しばらくして車いすで移動して、手術台へ。
自分でショーツを脱いで、言われるまま台の上へ横になります。
この歳になるまで手術などしたことがない私には、テレビでしか見た事のない光景でした。
色んな意味でどきどき。
血圧や心拍などを測定するため、モニターを装着。
指先でも測定する為、ネイルは除去してきました。
が、コンタクトをはずし忘れたことにこの時気が付きました。
採卵開始
先生の到着が少し遅れましたが手術開始。
静脈麻酔が開始されるとスウーっと意識が遠のいていきました。
採卵にかかる時間は5~10分位らしいのですが、何にも覚えていません。
ふうっと意識が戻って、看護師さんの「終わりましたよ」の声まであっという間すぎて「え、終わったの?」という感じでした。
痛みもありません。
しばらくしてから再び車いすで病室まで移動。
まだぼんやりしていたのかよく覚えていません。
点滴をしながら横になり眠ってしまいました。
途中で看護師さんが様子を見に来てくれた時に目は覚めていたのですが、「ゆっくりしてて大丈夫だから、もう少し休んでいけば」という言葉に甘え、結構な時間横になっていました。
お昼もだいぶ過ぎた頃、そろそろ大丈夫かなと思いナースコールで伝え、着替えた所で今日の結果を教えてもらいました。
採卵で採れた卵は5個。
測定通りでした。
そして精液所見は問題ない為、すべて体外受精を行うとのこと。
この所見で運動率などが良くなかったりすると顕微授精になります。
今回は低刺激法でクロミフェンを内服しました。
この場合、子宮内膜が薄くなることがある為、その周期は胚移植せず全胚凍結を行います。
凍結が出来たかどうかは、8日後に病院へ電話をして確認しなければいけません。
いくつ凍結出来るのか、心配です。
清算は後日となる為、朝と同様にバスで駅まで移動し、電車で帰宅しました。
特に痛みも体調が悪い事もなく、無事終わってほっとした1日でした。