妊娠22週より前に妊娠が終わることをすべて流産と言い、妊娠12週までを早期流産、12~22週未満を後期流産と言うそうです。
流産の起こる確率は15%前後で、そのうち妊娠12週未満に起きるものが全体の80%にもなります。
流産は決して珍しくはない現象。
そんな風に言われますが、実際に直面するととても辛いです。
「よくあることだから」となぐさめられても、それですぐに受け入れられるものではありません。
原因のほとんどは染色体の異常だとされています。
私の場合は年齢もプラスされて流産の確率はぐっと上がるんだろう、ということは分かっていたつもりです。
分かっていたつもりですが……本当にショックでした。
妊娠できたことが奇跡だと思いましたが、こんな私に着床してくれた卵はきっとすごく強い子だ、だから大丈夫、なんて自分に言い聞かせるように思っていました。
成長が遅そうなのも、私と夫に似てのんびり屋なんだろう、なんて。
心拍が確認できるかとか、9週の壁、12週の壁、意識しなかった訳ではありません。
ずっとずっと心配で心配で、でもなるべく考えないようにしていました。
幸せな時間は本当に短かったです。
私は稽留(けいりゅう)流産と診断されました。
出血や腹痛などの流産の徴候がなく、子宮内で発育が止まっている状態です。
最初の先生のお話や相談の結果、手術を受けることにしました。
早い方がよいということで、すぐに日程の調整になりました。
麻酔を使うので運転は出来ません。
夫に送迎をお願いして日程を決めました。
早いスピードで手術の段取りが進んでいくことが、とても悲しく感じました。