北欧話がつづきますが、「かもめ食堂」はご存じでしょうか?
群ようこさん原作で、2006年に公開された映画です。
フィンランドのヘルシンキを舞台に繰り広げられる、何とも言えないまったりとした雰囲気が魅力のお話です。
私が印象に残っているのは、「シナモンロール」と「コーヒーの淹れ方」のシーン。
シナモンロール

映画に出てくる食べ物って、特別美味しそうに見えますよね。
かもめ食堂のあの焼きたてのシナモンロールが食べたい!
そう思って探したのですが、パン屋さんにあんまり置いてないんですよね、シナモンロール。
かといって、スタバやカルディで売っているのも少し違う。(あれはあれで美味しい!)
これは作らないと駄目なのかなぁと思いながら今に至ります。
パンは作ったことないので、なんとなくハードル高いんです。
いつかは作りたいと、「私のやりたいことリスト」に載せています。

映画『かもめ食堂』や『めがね』などで人気のフードスタイリスト、飯島奈美さんが映画に登場する料理とシーンを再現した「シネマ食堂」という本があります。
もちろんシナモンロールも載っています!
他にも思わず再現したくなる料理が載っていて、とても楽しい1冊です。
コピ・ルアック
お話の中で、おじさんが美味しいコーヒーの淹れ方を教えてくれるシーンがあります。
ドリップ前のコーヒー粉に指を押しあてて、「コピ・ルアック」とおまじないを唱えてからお湯をそそぐというものです。

これを見てから、コーヒーを淹れる時には指をあてておまじないを唱えています。
なんとなくやらずにはいられないというか。
映画の影響力、というより、私が影響を受けやすい?
でも、同じことをしている人はけっこういるはず、と思っています。
思いがこもるというか、美味しいコーヒーが淹れられそうな気持ちになります。
ちなみに「コピ」はインドネシア語でコーヒー、「ルアック」はマレージャコウネコのこと。
「コピ・ルアック」とは、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことです。

ネコの糞、というとちょっと引きますが、高級品です。
頂いて飲んだことはありますが…。
ものすごく美味しい!ということはなかったです。(あくまで私見)