北欧のことば
スウェーデンに「Lagom(ラゴムもしくはラーゴム)」という言葉があります。
多すぎず少なすぎず、ちょうどよいという意味で、スウェーデンの人々のライフスタイルを表す考え方のことです。
ちょうどよくバランスの取れた生活は、それぞれ個人で違うもの。
自分にあった生活を大事にすることは、心の安定や充足にもつながります。
ブログタイトルの候補でもあったのですが、結構使われているのが分かって断念しました。残念。
以前「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉も流行りましたよね。
こちらはデンマーク語で、居心地の良い雰囲気や陽気で楽しい時間、またはそれを作り出す概念を表す言葉です。
どちらもライフスタイルを大事にしていることが伺える良い言葉だなと思います。
家に居る時間が増え、家族と過ごす時間が増えた今、とても心に響きます。
おだやかに、居心地良く、ちょうどよく、日々を過ごしていきたいです。
薪ストーブのはなし
少し前、父が実家をリフォームし、念願のストーブを設置しました。
男の人って、ストーブにあこがれがあるものなんでしょうか?

好きで住宅建設のブログなどをたまに見るのですが、最近「土間」を取り入れる家が増えているようで。
玄関横の収納だけでなく、リビングに土間を設ける設計を見かけます。
土間の活用法は様々ですが、中にはストーブを設置する人もいます。
で、そいう方のブログを拝見するとだいたい男性の場合が多いような。(あくまで私見です)
まあ、夫に聞いてみたところそれほど興味はないようでしたが…。
薪ストーブって、けっこう大き目な薪1本で1時間くらいと、あまり燃費が良いとは言えません。
お手入れもありますし大変そうで、もし私達が家を建てることになっても検討はしないと思います。
どうしてストーブ?と疑問だったので、帰省した私はストーブの前に陣取ってしばらく過ごしてみました。
冬の寒い日、ゆらゆら揺れる炎は何とも言えないぬくもりがありました。
実際すごく暖かいですし、こうじわーっと熱が体に浸透してくる感じがしました。
ストーブの側でお茶を飲みながら本を読んで。
ゆったりのんびり良い心地で、なかなか贅沢なものだなぁというのが感想です。
ストーブの近くでくつろいでいる父はとても満足そう。
まさしくLagomとHyggeを実践していました。
たまにはこんな時間を持つのも良いなと思った、冬の思い出です。