ナスの美味しい季節

ナスの旬は初夏から秋にかけてと長いですが、出荷のピークは8月頃です。
ナスは種類も多く、夏のナスは水々しく、秋のナスは種が少なく実がしまっています。
小さいころはナスが苦手でしたが、ある時から「ナスって美味しい!」とナス好きに転向しました。
普通の焼きナス料理だったと思います。
突然味覚が変わったのか、その時のナスの味が衝撃的に美味しかったのか、あまり覚えてはいませんが、それ以来ナスはよく食べています。
普段行くスーパーの一角に、地元の方が作っている野菜を売っているコーナーがあります。
珍しい野菜や不揃いでお買い得な野菜など様々で、買うのも見るのも楽しいです。
先日はナスが色々並んでいたのですが、普通のナスと一緒に「トロなす」がありました。
一般的なナスより大きく、ずんぐりした形。
水分が多く、加熱調理でとろけるような柔らかさになる。
ナスが紫色なのは、ナスニンという色素によるもので、紫外線を防いでいます。
色素が薄いナスにはこのナスニンがない為、代わりに皮が厚くなります。
皮は硬いですが、この厚みによって水分量が多く、煮崩れしにくいので天ぷらやステーキ、煮込み料理に向いています。
「ナス美味しそう!」と思って手に取ったのですが、売っていたナスは紫色。
「あれ、トロナスって白っぽい色では?」と思ったのですが、確かに「トロなす」と書いてありました。
ナスは品種が多く、世界で1000種類あると言われています。
日本国内でも70種類もの品種があるとのことなので、紫色のトロなすもあるのでしょうか?
ぜひ生産者の方に詳しく聞いてみたいです。
トロなすのとろとろステーキ

1:トロなすのヘタとガクを取り、2cmくらいの輪切りにする
2:浅く格子に切り込みを入れる
3:フライパンに油をひき、切り込みを入れた面を下にして焼く
4:焼き目が付いたらひっくり返して両面焼く

鰹節やしょうがとめんつゆ、しょうゆ、田楽風などお好みの味で楽しめます。
※ナスのガクを取る時にトゲには要注意。鮮度が良いほどぐっさり刺さります
※皮が気になる場合はピーラーで縞に皮をむく
※切り込みが深すぎると分解する
切って焼くだけの簡単調理です。
トロなすを見かけたらぜひお試し下さい。
採れたて新鮮、旬の野菜は本当に美味しいです。