【簿記3級】主婦の独学合格体験と変わる簿記検定

【簿記3級】 主婦の独学合格体験と 変わる簿記検定 雑記

引きこもることの多い昨今、この機会に少しでもステップアップを目指そうと簿記3級を受験しました。

簿記資格が人気の理由

「簿記」という資格があることは知っていましたが、今まで経理関係の仕事はしてこなかったので
特に私には関係ないと思ってきました。

しかし、最近になって少しだけ経理のお仕事のお話があり、簿記について調べる機会がありました。

簿記資格は、私が名前だけは知っていたように知名度はものすごく高い資格です。

社会人としての基礎知識ともされているので就職にも有利です。

また、自身で起業しようと考えている人にとっても確定申告の際に役立ちます。

言葉の意味や仕組みを理解していると手続きがスムーズです。

株取引においても、「貸借対照表」や「損益計算書」などで企業の経営状態を知ることができます。

まあ、経理関係の仕事もしないし、起業も考えてないよー、株なんて興味ないよー、という人も多いかとは思います。

しかし、簿記は経済の仕組みを理解する上でもっとも基本的なことを学ぶことができる為、とっておいて損のない資格です。

ちなみに、簿記資格は取得すれば更新などはなく、ずっと資格取得者のままです。

生涯に渡って持てる資格です。

・ 知名度が高い
・ 就職に有利
・ 確定申告が楽
・ 株取引に有利
・ 生涯もてる資格

コロナ禍で変わる受験方法

簿記は「帳簿記入」の略です。

簿記の検定はいくつかありますが、一番有名なのは日本商工会議所が主催する「日商簿記検定」です。

受験資格は特に設けられておらず、誰でも受験することが可能です。

検定には、初級、3級、2級、1級と段階があります。

3級からの受験が一般的で、試験では商業簿記の基本的な知識を問われます。

また2級では企業向けの知識、1級になると経営管理や分析を行えるレベルになり、合格後は税理士試験の受験資格が得られます。

3級の試験は6月・11月・2月の年3回でしたが、コロナ禍で2020年6月の試験が検定創設以来初の中止となりました。

今後は今までの統一試験(統一試験日に行うペーパー試験)に加え、ネット試験方式の導入が開始されます。

日本商工会議所
「日商簿記検定試験(2級・3級)へのネット試験方式の追加について」

ネット方式とは言っても、自宅で受験はできません。

商工会議所認定の全国100ヶ所の「テストセンター」での実施となります。

統一試験との違いは、

・ 受験が随時できること
・ 試験時間が90分(統一は120分)
・ 試験内容が受験者ごとに異なること

などです。

ちなみに受験料2,850円(税込)は変わりません。

100点中70点以上の合格基準も同じです。

統一試験では、試験2週間後に合格発表ですが、ネット試験ではその場で即時判定となります。

統一試験も継続するようなので、これから受験を考えている人はどちらで受験するかの検討が必要です。

3級は独学合格可能

ここからは私の受験体験記です。

私が受験したのは11月半ばの試験で、勉強開始は9月からです。

約2ヶ月半の勉強期間ですが、1日平均2時間くらい、なるべくまとめて時間をとって勉強しました。

もちろん毎日とはいかず、時にまったく勉強しない日もありました。

前半の1ヶ月くらいはテキストを読み、簿記の考え方や用語を学びました。

とりあえず一通り目を通すつもりで、理解度はそこまで深くはありません。

後半の1ヶ月はひたすら問題集で過去問を解きました。

最初はネットで過去問を探して解こうと思いましたが、解説がなく理解するのが難しかった為、問題集を購入することにしました。

私が使ったテキストと問題集は「スッキリわかる日商簿記3級」「スッキリとける過去+予想問題集」の2冊です。

とても分かりやすい解説で使いやすかったです。

問題集も6回分の過去問題と3回分の予想問題が入っていて、
しっかり対策できました。

第○版と書いてあるように、毎年内容が更新されています。

購入するのであれば、なるべく新しいものをおすすめします。

この問題集がだいたい解ければ、70点以上は取れます。

YouTubeなどでにもたくさん動画があるので参考になります。

しっかり勉強は必要ですが、3級は独学取得が可能です。

失敗したこと

簿記試験は電卓の持ち込みが可能です。

というか、ないと計算が大変です。

最初にどんな電卓がいいのかと検索したところ、1万円以上もするような高額な電卓がお勧めされていました。

高いものはそれだけ打ちやすさや静かさなど使い心地が違います。

長く使えるので少しお高めでも損ではないですが、家電量販店などで売っている1,000~3,000円くらいのものでも十分です。

持ち込みに関して「印刷(出力)機能・メロディー(音の出る)機能・プログラム機能の持ち込みは禁止」となっていますが、関数電卓のような多機能電卓でなければ大丈夫です。

最初、コンパクトな方が持ち運びに便利かと思い小さめの電卓を購入しましたが、これが大失敗。

15×10cmくらいのサイズでしたが、使いにくい!

ボタンが押しにくい、液晶が小さくて数字が見にくい、計算する時に安定しない。

結局買い直しました。

17.5×11cmくらいのサイズです。

数字で見るとあまり変わらなく感じますが、ひとまわり違うとだいぶ違います。

余裕があれば、液晶部分の角度が動かせるものだと反射が気になりません。

メーカーによってボタンの位置が違うので、使い慣れているものがあれば同じ配置のものが良いと思います。

12桁がおすすめですが、3級を受験するだけであれば10桁でも大丈夫です。

出来れば実際に見て、触っての購入をお勧めします。

最後に

簿記の基本は仕訳という作業です。

ひたすら仕分けをしていく問題などはとても時間がかかりますが、これが楽しいと「はまる」人も中にはいるようです。

はまるかどうかはともかく、計画的に勉強を進めれば合格を目指せます。

簿記に興味がある方、資格取得を考えている方、この機会に受験を考えてみてはいかがでしょうか?

受験の参考になれば幸いです。

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